IPOは株を対象にした規制によって大きく上がる

新規公開株(IPO)の魅力は上場する前の公募価格より初値の方が高くなるケースが多いことです。そのため、公募価格は抽選になり、確実に購入できるわけではありませんが、もし、購入できれば、数週間という短期間で大きな利益を得る可能性があります。
IPOは幹事証券会社により適性と思われる公募価格を設定しますが、株式市場はいろいろな要因により、適正価格に収まることはあまりありません。特にIPO銘柄の初値が公募価格より上がるようにしなければ、投資家が投資をためらうことになります。
初値が公募価格より上がるようにするためには、株価は買いが多ければ上がり、売りが多ければ下がるので、売りを少なくするようにします。
IPOでは新しく発行する株式を公募といいますが、公募数が多ければ、売りにつながるため、公募数を多くしないようにします。しかし、公募数が少なければ企業に入る資金が少なくなるため、企業と投資家の両方が満足できるような公募数を幹事証券会社が設定します。
株を対象にした規制としてロックアップがあります。ロックアップとは役員、大株主、ベンチャーキャピタルなど大量に株を保有している株主に対して、一定の期間もしくは売却可能な株価になるまで売却をしないことを公開前に契約を交わす制度のことです。ロックアップは必ずしなければいけないものではありませんが、ロックアップする場合には、大量に保有している株主は証券取引法によって従わなければなりません。ロックアップの条件が厳しいほど売りが少なくなるので、初値で大きく上がる可能性が高くなります。
IPO銘柄は公募する前に必ず企業の目論見書を提出します。公募数やロックアップの条件は目論見書に書かれています。