CYBERDYNEのIPO企業情報

CYBERDYNEのIPO前には、証券会社へIPOの抽選の申込みを行う個人投資家が殺到した経緯があります。CYBERDYNEは大学発の支援ロボットを開発している会社として、各種のマスコミで取り上げられることが多かったからです。そのため、CYBERDYNEのIPOの前評判は高くなり、株式の公開後には株価が何倍にもなるとの見方が多くの投資家に広がっていました。そうした投資家の中には、CYBERDYNEの企業情報をあまり知らずにIPOに申し込んだ人も多かったと推測されます。実際にCYBERDYNEが2014年3月26日に株式を公開した日には、公開価格を1割程度上回って終了しました。しかし、株式公開の次の日には早くも利益確定が出て、株価は2割程度下落しています。この結果からIPOに当選をした個人投資家の多くが、公開後すぐに売却をして利益を確定しようとしていたことが窺われます。また、株式の公開後1カ月程度は下落の一途をたどって、ついには公開価格の半分程度までになっています。このことから、IPO後に株価の上昇を見込んでいた投資家が、株価が下落するのを我慢できなくなって見切り売りを行った可能性があります。以上からCYBERDYNEにおいては、支援型ロボットのレンタルを開始していましたが、まだ業績としては赤字が続くという情報を投資家が認識していなかったと考えます。その後、CYBERDYNEは日本で支援ロボットの保険適用を申請したという情報が伝わり、株価が大きく上昇したことがあります。しかし、決算では相変わらず赤字が出てしまうことが分かると再び、株価が下落することが起こっています。結果的にここまでのCYBERDYNE株は、当初期待された程の株価の上昇はないというのが現実となっています。